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おかげ様ブラザーズのVo、kinta minoのブログ。
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藤の花が満開だ。
日本に自生している固有種は、「ヤマフジ(山藤)」と「ノダフジ(野田藤)」と言うなんだか小さいながらも創業者のひいおじいちゃんの代から地域の人に信頼されている老舗の商事会社みたいな名前の2種類があるそうだが、うちの裏に生えている写真の藤は「ヤマフジ」のほうだ。別に藤の生態につて研究してるわけでも興味があるわけでもないが、行きがかり上もう少し藤のお話。

公園なんかの藤棚はほとんどが「ノダフジ」で、通常「藤」といえばこっちを指す。「ノダフジ」が右下から左肩上がりに螺旋を描くのに対して、「ヤマフジ」は左下から右肩上がりに螺旋を描くことで簡単に見分けることができる。でもなんか左右周りの螺旋のどっちを「右巻き」、どっちを「左巻き」と呼ぶかについていろんな意見があることが解ってきた。
ええい!子供に「アサガオつるはどっち巻き?」や「アンモナイトはどっち巻き?」て聞かれた時バラバラな答えになってしまうしどっちもアッテルことになってしまってややっこしい!
なので、写真のように左手と右手で拳を作り、左手の親指の方向に成長して行く巻き方を「左手巻き」右手の親指の方向に成長して行く巻き方を「右手巻き」と名付けた。
今。

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この結果、アサガオは左手巻き。ヤマフジも左手巻きでノダフジは右手巻き。これでどうかな。そうなるとアンモナイトは…アンモナイトはどっち巻きじゃ?左右見る方向によって違うじゃん。あっ、巻き寿司もどっち巻き?くそ〜、ちょっとイライラしてきた。さっき発見した「拳の法則」は、植物のつるに関してだけ使うことに限定しよう。っちゅうか別に限定とか関係ないし。第一俺は牧野富太郎じゃないし。上に書いたことはもう忘れよう。忘れてくれ。

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「藤の花が咲いたさけ、もうウナギ釣れるど。」






俺の子供の頃の釣りの師匠だった魚屋をやってた井上のおっちゃんは、トラックでの行商の帰り道すがらに藤の花を見つけると真っ先に俺にそう知らせてくれた。
実際にその季節にウナギの仕掛けをしたことは無いし、誰かが釣ったという話を聞いたわけでもない。なぜなら藤の花が咲くのは五月の中旬から下旬というまだまだ朝夕肌寒い季節で、川に入って罠を仕掛けるウナギ釣りはとても決行するには現実的でなかったということだ。
それでも、おっちゃんのその号令は毎年ワクワクした。今年こそは一度試してやろうかと毎年考えていたが、とうとう一度も実行には移さなかった。

その頃、自分で釣ったウナギを見よう見まねでさばいていたので、今でも俺はウナギをさばくことができる。ウナギのさばき方には関東と関西の流儀があり、武家社会だった江戸を中心とした関東は切腹との関連を嫌い背開きでウナギをさばいた。一方関西は腹を開くことが一般的であったが、なぜか井上のおっちゃんは背開きだった。当時小学生だった俺は当然それをならって今でも背開きでさばく。そう言えばおっちゃんは侍がマゲを落とした時のような見事な馬蹄禿げだったなあ。
ついでに言うと調理法も関東と関西ではちょっと違う。関西は開いたそのまま串を刺しタレに漬けながら香ばしくじっくり焼いてゆく。関東では「焼く」行程の真ん中に「蒸す」という行程が入ってくる。その為に関東の蒲焼きはふっくらとしてやわらかい。

そして、ウナギと言えばどうしても忘れられないのが、名古屋の熱田神宮でよく食べた「ひつまぶし」。ダシをかけてお茶漬けのように食べると言う食し方にカルチャーショックを受けた。確か初めて食べたのはおかげ様ブラザーズの、ツアータイトル『ポン』で名古屋に行った時だと記憶している。雲龍フレックスホールって名前のホールだったか。そのツアーは、ライブをやる土地で全て違ったコンセプトとテーマタイトルがついてて名古屋のタイトルが『運動会でポン』。そんな季節のツアーだったんだね、きっと。「玉入れ」やったりもしたっけなあ。紅白のリバーシブルのゴムひも付きの帽子と玉入れ用の玉をお客さんに作ってきてもらったんじゃなかったかなあ。

そうそう名古屋と言えば初めてライブをやらせてもらったのがエレクトリックレディーランド、通称「エル」。店長のシゲさんがとってもイカシタあったかい人で、当時「なぞなぞ商会」ってバンドでシゲさん自身もツアーとかやってたなあ。今も元気でいるんだろうか。中京ロックのメッカって感じがプンプンしてた小屋だった。
今回の復活ツアーで名古屋にも行ってみたいなあ。手羽先喰いて〜!味噌カツ喰いて〜!天むすの横についてるフキの佃煮(きゃらぶき)喰いて〜!。食いしん坊バンザイか!

名古屋にいるであろうマニアックなファンのみんな。今回はそっちには行けねえダ。許してチョ。
なんとか東京か大阪に来てチョンマゲ。どえりゃ〜待っとるからね。

さっ、いよいよリハーサルスタート!

今週日曜日から音を出すぜ!
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伝説のコミックバンド『おかげ様ブラザーズ』のリーダー&ヴォーカル。バンド復活に伴い当blog open。
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