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おかげ様ブラザーズのVo、kinta minoのブログ。
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ここにきて気違いじみた忙しさから突如解放され、穏やかな日が続いている。
まさに颱風の目に入ったような状況だ。
10月頭からは再び強風吹き荒れるが如き日々が待っている。
自宅の自分の部屋でコンピュータに向っているこの穏やかな時間が妙に落ち着かない。
何かしないといけないんじゃないか。何かし忘れているんじゃないか。と気持ちはザワツイているのだが何をしないといけないという事も無い。

そんな時、元木(中島らも氏の義理の息子)から訃報が入った。

「HONZIが死んだ。」

おかげ様ブラザーズのステージも手伝ってもらった事があるけれど、関西出身のバイオリニストだった。
東京に行ってソロアルバムも何枚か出してるし、孤高のセンスを生まれつき身につけてるような女性だった。ステージでは輝いて見えた。

10年以上前に少しの間だけ交流があったが、その後は連絡もとっていない。
プライベートはとてもナチュラルでそれでいてシャイで気遣いがあって、生きる事にセンスがある女性だと思う。

そういえば手伝ってもらったステージでHONZIのソロがあって、俺は肩車をしてその上でバイオリンを弾いて欲しと、いうならば「俺の上のバイオリン弾き」という森繁も真っ青なビジュアルをアドリブで思い付いたもんだからソロを弾いてる彼女の後ろを追いかけ回したけれど、結局彼女は頑なに拒絶してステージを降りた後、「もうドキドキしたわ。恥ずかしい。」と笑っていた。

俺としては片側の肩に小柄な彼女を乗っけてのっしのっしと歩きたかったんだけれど、きっと彼女はコンディショングリーンのようなビジュアルをイメージしたんだろう。それはそれで良かったとは思うが。

とにかく彼女はもうこの世界にはいない。

心から冥福を祈る。
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ライブが近づいてきたら、だんだんと不安になって来た。
マリッジブルーとはこんな心境なのか。
この時期に出会う奴出会う奴みんな「がんばってね〜。」「楽しみにしてるからね〜。」と声をかけてくれる。当たり前だしむしろありがたいと思って然るべきなのにイラッとくる(笑)。

そういえばステージの夢もよく見る。
先日のは本当に起きた直後は寝汗でベトベトになっていた。
バンドの音先行でドンチョウが開きステージに出て行くと、ブルーのカーペットがひかれたがら〜んとした客席で国籍の違う(たぶん)3人の小さな子供がレゴブロックでお城を作っていた。

もう少し前に見た夢では、客席は満パイなんだが全員後ろを向いている。よく見ると対局の真正面にもう一つステージが組まれていて、ジュンスカイウォーカーズが再結成ライブをやっていた。

そういえば現役バリバリの頃も、よく同じ夢を見た。
メンバーのオープニングが始まってるのに、俺はまだ会場に到着していないというやつ。
ひどい時にはスマイリーの呼び込みの声が聞こえているのに、どう考えても間に合わない。「あ〜間に合わへんな〜。」と思っいながら必死に会場に向かっていると俺じゃない誰かが唄いはじめるというやつ。

これは続きがあって、俺は知らない間に客席にいる。ステージで唄ってる奴は俺とは全然別人なのに誰も気付いていない。というかどうやらそっちが正解のようで、俺が客席の中央で立ち上がってステージに向かって叫んでいると、周りからはかなり迷惑そうな視線。ブラッキーと目が合ったから「俺俺〜!」と手を振っているとスティックを投げつけられた。
金子が気付いたようでスタッフと何かこっちを指差して話している。満面の笑顔で飛び跳ねている(それももうおかしな事だが夢なのでしかたがない)とでっかい黒人に引きずり出された。

こんなのもあった。
ステージが中盤に差しかかった頃に、ふとメンバーを見渡すと全員知らん奴だった。


ブログ書いてたら幾分気分も治まってきた。


そうそう、大阪会場は本当に客席がとんでもない状態になりそうなので、覚悟&注意しておいてほしい。特に子供を連れて来ようと思っている人は、しっかりと守ってあげて欲しい。
せっかくのお祭りの夜が台無しにならないように。
それから、もし自分の周りに子供を発見したら、気をつけてやってくれ。

伝説のライブは、全ての人が「えびす顔」で初めてコンプリートなのだ。
ライブまで後1か月を切った。
腹がなるぜ。って飯喰うとらんのかい!
なるのは腕腕〜。

いやあまったくえげつないメニューだぜ。
リハやってても、常にメンバーの内二人くらいは嘔吐してしまうほどえげつのうおまっせ。

ただ東京の方はもうちょっとだけチケットあるもんね〜。もし関東に親戚のおっさんとかおばはんとかいるなら、「氷川きよしのおかげ様珍道中」っていうお芝居があるからチケット買わへん?て誘ってみてくれ。俺はライブの最後の最後までスマイリーを「氷川〜きよし〜」と紹介し続ける自信はある。ただ間違いなく嘔吐するぜ。

もし、関東近郊にちびっ子の親戚がいるならば、「仏教戦隊ブッダマンの戦隊ショー」があるよ。あと、マンモスの氷漬けと。と誘ってみてはくれまいか。ちびっ子たちも間違いなく嘔吐する。
11/28発売予定の俺たちのニューアルバム『らんちゅう』のレコーディングの全ての作業が9/3に終了した。いやぁ面白いものに仕上がった。

思い起こせば「せっかく復活ライブやるんだからプロモーションにも行きたいなあ。でもその時に10年以上も前の音源持っていってかけてもらってもテンション下がるよなあ。新しい音源欲しいなあ。いっそ新しい音源作る?それなら何曲かあった方が使いやすいなあ。じゃあついでにインディのCDにして販売しちゃおうか。」ここが発端。
そんな時に森松が面白い話を持ってきた。
今、こんな冷え込んだ時代に恐ろしいペースでタイトルを発表し続けている在阪のインディレーベルがあって、「復活おめでとさんでゴンす。一度会ってお話ししませんか?」みたいな感じになってると。
こんなタイミングでこんな話なんて俺たちゃまったくラッキー中年だぜ。もしくはこれは何かのお導きだぜ。それならば宗派を確定して直ぐにでも入信しなければぐらいのタイミングであった。
そのレーベルの名はSILVER BIRCH RECORDS。
おおシルバーバーチと言えば超メジャーなイギリスのお化けの名前だぜ。
スピリチュアル好きにはたまらんレーベル名やなあ。
やっぱりお導きかもね(笑)。

さて、収録曲の発表と参る。
まずはブラッキー岡部プロデュース&アレンジ

NOA
原色人種
四文字の熟語で怒る親父
ええじゃないか

それから、スマイリーアレンジ

怒濤の  I  LOVE  YOU
Alzheimer

そして俺プロデュース、アレンジ外注

人間ポンプ
プレリュード  ' 07

三線自分で弾いちゃったぜ。
ことわざ脳天気節


中身の事は聞いてからのお楽しみっちゅうことで、あまり多くは語るまい。
ただ自画自賛だが『すばらしい』アルバムになった。

2500円

パッケージのデザインもコンセプトとイメージと写真素材を渡して、京都の「花田寸暇事務所」というデザインルームの西松氏にお願いした。これもほんとにイカしてるぜ。ありがとう。

とにかく間に合った。
発売日は11/28。
しかし、ライブ会場では特販の予定。
ちょっと財布の中に小遣いを忍ばせておいてくれ。
昨日あるCMの歌入れの仕事に行ってきた。
来月記者発表するようなのでここでは何のCMかは教えられないが、とても楽しく緊張した。なぜならそのCMソングのコンポーザが浪花のモーツァルトだったからだ。そう!フィーリングカップル5対5やラブアタックなど一世を風靡した大阪発全国区番組のテーマ曲や、かに道楽のCMソングからアホの坂田まで、関西エリア出身なら誰もが知ってる、探偵ナイトスクープの辛口コメンテータ、キダ・タロー氏だったのだ。
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1週間前にマネージャからスコアを渡された。う〜ん、読みづらい。
ただでさえ俺は音符に弱いのに、恐ろしく乱暴に書きなぐられたオタマジャクシは五線譜のビミョーな位置にいる。
キダ氏の名誉の為に言っておくが、多分これが普通なんだろうし、バックバンドのメンバーなんかは平気で読めるスコアなんだと思う。しかし、おかげ様ブラザーズの約15年、その後の11年、和太鼓やなんかでリズム譜は書く事はあっても、メロディや和音を書く事などまずなかった。
百歩譲って譜面が必要な時は俺の音作りのパートナー音楽制作ソフトのCUBASEが書いてくれる。
これは正直に「私はスコアが読めません」と告白して楽になろうか、などと考えながら当日を迎えた。

実はキダ氏とは初対面ではない。
といっても間違いなく向こうに記憶があるはずの無いような出会い方だったが。
俺が16歳高校一年生の頃、同級生二人と中学校の頃に結成したフォークグループ「じねんじょ(自然薯、天然の山芋の事)」に2年先輩のヴォーカルを迎え、ABCラジオのヤングリクエストという番組の中の『ミキサー完備スタジオ貸します』というコーナーに応募して出演した。そのコーナーのコメンテータがキダ氏だったのである。
ガキガキに緊張した俺たちは弦もちぎれんばかりにアコースティックギター(当時はフォークギター)をかき鳴らし、(実際に弦も引きちぎれたと思う)これまたのどが裂けんばかりに大声で唄い続けた。
演奏が終わって放心状態の俺たちにキダ氏が一言「あ〜元気あって良かったね」。

この事件はたちどころに村の衆たちの知るところとなり、同録テープ(当時はカセットテープ)はあっという間に、自治体が地域の午後五時を知らせる為に20年前に設置した公共スピーカーから聞こえる「夕焼け小焼け」のようにクニュクニュとのびきった音になってしまったが、その2年前にNHKの素人のど自慢に出演した親戚の令子と並び賞賛されたのだった。「あの家系は芸能一家だ」と。

スタジオでマネージャに紹介されて、上記のような初対面はあったものの覚えているはずも無いので「初めまして。おかげ様ブラザーズのキンタです。よろしくお願いいたします。」とあいさつした。マネージャが事前に伝えていたらしく「初めてやないそうやね。」とキダ氏から口火を切ってくれたので「これこれこうでそれそれどーで」と話すと「幾つの時です?何と言う曲?何人編成?」「16の時ですから30年前です。どしゃぶりというオリジナル曲で、編成はベースとギター2本とボーカルです。」「どんな曲やった?」「♪大粒の冷たい雨が〜雨が僕のほほを濡らす〜♪」
「………」「………はい。」
やっぱり覚えていなかった。6521c8fb.jpg

さて、音符が苦手な事を早速カミングアウトして楽になろうとした俺だったが、「ほなちょっとピアノのとこへ行きましょか。」とおもむろに歩き出したので、襲おうと思えばいつでも襲えるのにあまりに無防備に猟師が背中を見せて歩いていくもんだからついつい後ろを付いて歩いてしまうツキノワグマのように所在な気にピアノブースに移動した。
そしてここからは、テレビのドキュメントなんかで猪俣公章がテレサ・テンなんかに駄目だししながらレッスンしてる風景と全く同じシチュエーションでメロディーチェックをしてくれた。
わずか数回で「もう大丈夫ですね。」「後はバックのノリで適当に崩してくらはったら。」と言ってピアノブースを後にした。
再びツキノワグマが後を追いかけた。

サウンドはモーツァルトにはめずらしくロックンロール。
しかし、8ビートではなくジャジーな16ビートで決めるところはさすがである。
またプレイヤたちが馬鹿テク(この言い回しは古いか)で、基本ビートにホーンやピアノ、つまり空いてるブースに入れるだけの楽器が入って、ビートを録る時にもう勝手に(勝手じゃないだろうけど)どんどん自分のパートをダビング(重ねて録音していく作業)していく。キダ氏よりもう少しアッパーでと言う注文が入ってテンポを2度変更したにもかかわらず、5テイクでベーシック完了。
その後はどんどんダビングが進んでいく。
多分カラオケが完成したのは、ベーシックを録りはじめて2時間もかかっていないんじゃないだろうか。

さあ、後は俺の歌が入れば完成だぜ。
7テイクくらいは録っただろうか。前半の3テイクを除いて後はどれでも使ってちょうだい。てな感じで無事終了。
クライアントの簡単なインタビュにキダ氏と共に対応して、腹が減ったので一人で天下一品に寄ってから和歌山に帰ってきたのだ。

あ〜楽しく緊張した。
さて、明日からは再びレコーディング三昧。
本当に面白いものができてるので是非会場で購入して聞いてみて欲しい。
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伝説のコミックバンド『おかげ様ブラザーズ』のリーダー&ヴォーカル。バンド復活に伴い当blog open。
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